現実は夢のようで、たまにくらくらするときがある。
現実に現実味がないのは、リアルの偶然が必然のように感じられたり、メッセージがあるように思えるのはなぜだろう
今まで起きていたことも言葉で表すとフィクションになっていくようだ。
私は物語の中で生きているようで、終点に向かって着々と歩みを進めている。
その中での人との出会いも別れも一瞬のようで一生に変化をもたらしている。
自分はカラフルな液体が入り混じる花瓶のような存在だった。
中身は何もなく落としたらすべてなくなってしまうもので、
生きている間はとても美しく、死んでしまったら何も残らないような
夢のキラキラしたかけらを現実に連れてきて振りかけてみるくらいがちょうどいいのかもしれない。
人の行く末が見えてしまってその向こうに何もないことがわかってしまったら
その人とどう関わればいいのかわからなくなる。
淡々と死に向かう人たちは、功績を求めて走る人たちは、風や音楽のにおいを知っているのだろうか。