はじめに
この記事は、
- 友達が少なくて寂しい思いをしたことがある
- 友達になりたくてもどう話しかけたらいいのかわからず躊躇してしまう
- 恋人がいて友達の必要性がわからない
といった悩みを持つ方に向けて、友達という関係性とは何なのか、なぜ重要なのかといったことを分析しています。
新しい環境に身を置くときや人間関係で困ったときにも、ぜひご参考にしてください。
友達の仕組みについて
あなたの友達はどんな人でしょうか。
趣味や食の好みが似ていて一緒に旅行を楽しめたり、
得意なこと、専門分野が異なるために困ったときに支えあったり、
いろいろな点で一緒にいたいと思う理由があるはずです。
完全に似ている人、住む環境も性格も全く違う人とは友達になりにくいのではないでしょうか。
考えてみると、適度に似ていて適度に違う2人の特徴が居心地のいい関係性を作り出していることに気が付くと思います。
こういった共通点、相違点に焦点を当てて友達関係を分析してみると、
2人の同じところと違うところがお互いの魅力を作り出し、ずっと一緒にいたい、大切な友達が出来上がっていることがわかってきます。
私の身近な人の例を挙げて関係性について考察してみます。
私と友達Aの場合
共通点:上昇志向なところ 相違点:楽観的⇔悲観的
私はくよくよしている友達を励まし、友達Aは大胆に行動しすぎる私を思いとどまらせてくれながら、ともに切磋琢磨する関係。
B君とC君の場合
共通点:思いやりの心の強さ 相違点:抽象的⇔具体的(な思考)
2人とも優しい心を持ちながら、考え方が違うため人助けにおいても違う角度からのアプローチ方法を持つことができる。
私とC君の場合
共通点:ものの見方におけるセンス 相違点:利己的⇔利他的
物事の感じ取り方が似ていながら、優先するものが違うため、スムーズなコミュニケーションの中で、お互いの違いゆえのアイデアを出しあうことができる。
このように、2人の中での感覚が近く似ているところ(共通点)、感覚が異なり離れているところ(相違点)がお互いに関連しあうことで、その2人にしか生まれない関係性が生まれていることがわかります。
友達が多い人とは
これを踏まえたうえで、友達が多い人はどういう人だと言えるでしょうか。
友達が多い人は、他人との共通点、相違点を積極的に見つけ、ポジティブにとらえられる人でしょう。
他人は他人、自分は自分と言って人に目を向けずに待っていても友達はできません。
他人との違いを見つけられても、それをネガティブに受け取ってしまえば仲良くは成れません。
他人との共通点、相違点を見つけるためには、先ずは自分のことを知らなければいけません。
自分をよく知り、そのうえで他人に興味を持ち、自分と他人の間に生まれるハーモニーに目を向けるということ。
自分を心で受け入れ、大切にできるものが多いということだと思います。
あなたはすでに豊かです。
自分のうちにあるたくさんの豊かさに目を向け、正しく評価することができれば、自然と周りの人の素敵なところが目につくでしょう。
あとはそれを正しく評価すればいいのです。
あなたの周りが素敵な人で満ち溢れることを願っております。